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2009年12月 4日 (金)

WPC&モリブデンショット

WPCとは、ショットピーニングの進化系のような加工で、金属表面にする加工です。
従来のショットピーニングでは表面高度しか高めることが出来なかったのがWPCでは
飛躍的に中まで強度アップが可能になり、ラックでもさまざまなパーツに使用しています。
たとえば、以前ラックのラリー車両がGC8だったころいわずと知れたガラスのミッションが
新品でパーツを組ん行っても一戦のラリーでぎりぎり持つかどうかと言うものをWPCでは
余裕で完走でき、2戦、3戦と連続でミッションが使用できるようになりました。
WPCでは強度を上げるだけではなく、表面の摩擦抵抗も減らす効果があり、ミッション温度
も上がりにくくなり、より耐久性向上に貢献しています。

今回画像のエンジンパーツはこのWPCにモリブデンショットと言う特殊加工を施しました。
通常ピストン表面に施されるモリブデン等の加工は初期馴染み性が上がる物の必ず減って
なくなってしまいます。
このモリブデンショットは金属にモリブデンを打ち込んで表面が減ってきてもほぼエンジンの
寿命までモリブデンが残りフリクションを減らします。
Camshaft1
Valve1
Piston_2
Crankshaft1_3
WPCは表面にデコボコを作り修道面にはどうなのって思われるかも知れませんが、これがまたすごいんです。
表面に出来たデコボコ(手で触ってはすごくつるつるで分かりません)が表面積を減らし、
また、そのデコボコがオイルだまりになる為フリクションを減らし発熱を抑えます。
こういった効果からエンジン内パーツにも有効と言えますよね!

他にもいろんな表面加工がございますが、価格が高かったり、効果がなかったりで信頼
出来るものを選びたいですね!

以前モリブデンショットがなかったころSW20のターボですべて純正パーツ(ECUや電装品、
エキゾーストも含む)でWPCの加工を駆使して組んだSW20がブーストもノーマルで約
300PSを出しました。
カタログ250PSブーストアップで300PSといった車両が、すべてノーマルで300PSって
すごくないですか?

上記加工したパーツのエンジンは以前紹介したRB26の物ですが出来上がりが楽しみです。

HKSのV-CAMのヘッドカバーもこの通りBNR34の同色で塗装してみました。
Headcover_2

WPCのご相談も是非お問い合わせください。
ラックの依頼業者様はWPCの生みの親「不二機販様」で加工しております。
WPCは不二機販の特許です。

 

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